オオキバナムカシヨモギ(ナガバコウゾリナ)

ID 0382

観察月

4月
2026年4月

奄美大島の林縁が観察ポイント! オオキバナムカシヨモギは、草丈最大3mで茎が木質化し、黄色の小さな頭花を無数に咲かせるダイナミックな外見的特徴を持つ大型草本です。 森の境界でひときわ存在感を放つその迫力を探してみませんか? 九州南部(屋久島以南)から琉球列島、台湾や中国南部などに広く分布する熱帯・亜熱帯要素の強い大型の多年生草本です。最大3mにも達する木質化した茎や、長さ40cmに及ぶ巨大な葉を持ち、春には無数の黄色い頭花を咲かせる、亜熱帯の林縁生態系における代表的なパイオニア植物です。 形態的特徴: 花:長さ5〜8mm、幅4〜5mmの半球状をした鮮やかな黄色の頭花を、茎の上部の円錐花序に無数に咲かせます。舌状花はなく、筒状花のみで構成されています。 葉:互生し、倒卵状長楕円形で長さ25〜40cm、幅8〜15cmに達する巨大な葉を持ちます。先は短く尖り、縁には細かく鋭い鋸歯が並びます。両面とも無毛である点が特徴であり、茎の上部にいくに従って葉は小さくなります。なお、根出葉は開花期には枯れて消失します。 茎:直立し、高さ1〜3mに達します。基部はしばしば木質化して物理的な強度を高め、上部ではよく枝分かれします。 分布域 / 生育環境: 国内では鹿児島県の屋久島、種子島を北限とし、奄美大島を含む琉球列島全域、与那国島にかけて分布します。国外では台湾、中国南部、東南アジアからインドにかけて広く分布しています。日当たりのよい林縁の荒地、道端、常緑広葉樹林内の湿潤な腐植のある林床などに生育し、土砂崩れや伐採跡地などの空間に素早く進出します。 花期:3月〜5月

キク科 (Asteraceae / Compositae) ツルギク属(またはツルハグマ属)
学名 Blumea conspicua Hayata