シマイズセンリョウ
ID 0370
白
観察月
3月
2026年3月 ツツジ山
2026年3月 ツツジ山
2026年3月初旬 さんぽ山
2026年3月初旬 さんぽ山
奄美大島など南西諸島の森の林床を彩る常緑低木「シマイズセンリョウ(島伊豆千両)」。春に咲く白い小さな花や、まるで真珠のように乳白色(アイボリー)に熟す独特な木の実が魅力です。よく似た本土の「イズセンリョウ」との違いや花・葉の見分け方など、緑深い森歩きでの観察ポイントを詳しく解説します。 形態的特徴: 葉: 互生。長さ5〜15cm程度の長楕円形で両面無毛。縁には細かい粗鋸歯がある(近縁種のイズセンリョウより細かいのが特徴)。 花: 直径約3mmの白い小さな広鐘形の花を多数、垂れ下がるように咲かせる。花冠は筒の部分が短く、深く裂けている。 果実: 直径4〜5mmほどの球形の液果(水分を多く含む果実)。秋〜冬にかけて独特な乳白色(アイボリー色)に熟す。食べられるが甘酸っぱく、それほど美味ではない。 分布域/生育環境: 九州南部(屋久島を含む)および琉球列島(奄美、沖縄本島、先島諸島など)、台湾、中国南部。やや湿り気のある常緑広葉樹林の林床や林縁に生育。 花期: 3月〜4月頃(本土系のイズセンリョウより早い) 奄美特有情報: 奄美大島を含めた南西諸島の亜熱帯の森を特徴づける樹木の一つ。全体的に薄暗い林床で、真珠のように白く熟す独特な色彩の果実が観察のポイントとなる。
科 サクラソウ科(旧ヤブコウジ科) イズセンリョウ属
学名 Maesa tenera Mez