サクララン

ID 0262

観察月

6月
2025年6月宇検にて 自生するサクラランが咲いているところは初めて見た
2025年6月宇検にて 自生するサクラランが咲いているところは初めて見た
2025年6月宇検にて 自生するサクラランが咲いているところは初めて見た

奄美大島の森で樹木に着生するサクララン。肉厚で光沢のある葉と、手毬のように咲く星形の桜色の花が美しい外見的特徴です。一度咲いた花座を切らないのが毎年の観察ポイント!熱帯植物の不思議な魅力を解説。 基本情報:日本の九州南部から沖縄などの亜熱帯域に自生する常緑つる性低木です。肉厚で光沢のある葉と、ロウ細工のような淡いピンク色の星形の花を手毬状に咲かせるのが特徴です。一度花が咲いた短い茎「花座(ペダンクル)」から毎年繰り返し花を咲かせるという非常にユニークな生態を持ち、観葉植物「ホヤ」としても絶大な人気を誇ります。 形態的特徴: 花: 直径1.5cm〜2cmほどの星形をした5弁花が、散形花序となって10〜30個ほど半球状(手毬状)に密集して咲きます。花びらは淡い桜色(ピンク色)や白色で、表面は細かい微毛に覆われており、ベルベットや陶磁器、ロウ細工のような光沢と質感があります。開花時はバニラのような甘い芳香を放ち、粘り気のある蜜を出すこともあります。 葉: 対生し、長さ5cm〜10cmの長楕円形で先端が鋭く尖ります。水分を蓄える多肉質で厚みのある革質をしており、表面は厚いクチクラ層に覆われているため、ワックスを塗ったような強い光沢を持ちます。 茎: つる性で長く伸び、周囲の構造物に巻き付きながら成長します。節から「気根」を発生させ、湿った岩肌や樹皮に固着して生育します。茎などを切るとラテックス成分を含む白い乳液が出ることがあります(かぶれに注意)。 分布域 / 生育環境: 日本国内では九州南部から沖縄、南西諸島にかけての亜熱帯域に自生します。国外では熱帯アジアからオーストラリア、太平洋諸島に広く分布します。森林の垂直構造を利用し、樹木や岩壁に着生して生育します。 花期: 主に4月〜10月(最盛期は初夏から夏にかけて)。

キョウチクトウ科(ガガイモ科) サクララン属(ホヤ属)
学名 Hoya carnosa