サクラツツジ

ID 0263

観察月

3月 2月
2026年2月湯湾

奄美大島の湯湾岳など湿潤な森で、冬から淡いピンク色の花を咲かせるサクラツツジ(Rhododendron tashiroi)。 常緑のミツバツツジ類という特異な種で、雄しべが10本あるのが特徴です。 独特な樹形は銘木としても愛用されます。自生の観察ポイントや魅力を解説! 形態的特徴(花・葉・茎): 【花】直径3.5〜5cmの淡桃色〜白色漏斗状。上側内側に赤紫色の斑点があり、雄しべは10本。 【葉】枝先に3枚輪生(または2枚対生)、革質で厚く強い光沢がある。 【茎・幹】樹齢を重ねると幹が激しく屈曲し、「ねじれ」「へこみ」が生じる。 分布域/生育環境: 四国(高知県)、九州、南西諸島、台湾。海岸近くから山頂付近まで広く分布。奄美大島では低山の林縁や湿潤な谷間(湯湾岳や金作原など)に自生。 花期: 1月〜5月(奄美大島では2月の湯湾岳でも観察可能) 奄美特有情報: 奄美では2月頃に咲くこの花を「シロサクラ」と呼ぶことも。 幹の独特な形状は茶室や床の間の柱(変木・銘木)として重宝される。 なお、徳之島産はすべて変種のアラゲサクラツツジ(別名:ノマツツジ)とされる。

ツツジ科(Ericaceae) / ツツジ属
学名 Rhododendron tashiroi