ヤクシマスミレ

ID 0344

観察月

5月

奄美大島など南西諸島の渓流沿いにひっそりと咲く日本最小クラスの固有種、ヤクシマスミレ(学名:Viola iwagawae)。 草丈わずか数センチの可憐な白い花と生態、そっくりで幻の存在「アマミスミレ」との見分け方など、貴重な観察ポイントを詳しく解説します。 形態的特徴(花・葉・茎): 花: 直径1〜1.5cmの小さな白い花。唇弁と側弁に濃い紫色の筋が入り、側弁には少し毛がある。花後は閉鎖花をつけて種を残す。 葉: 0.5〜1.5cmと非常に小さく、三角形〜菱形で縁に波状の鋸歯がある。細いランナー(匍匐茎)を伸ばして増える。 分布域/生育環境: 屋久島、奄美大島、徳之島、沖縄島(北部)など南西諸島の一部にのみ分布する固有種。 渓流沿いの岩上のコケなど、特殊な湿潤環境に生育する(渓流植物)。 花期: 1月〜7月頃(盛期は4〜5月) 奄美特有情報: 奄美大島のものは花弁の裏側が淡紫色を帯びる「裏紅」という美しい特徴を持つ個体も散見される。 奄美には非常によく似た幻の固有種「アマミスミレ」も自生しており、アマミスミレの方が葉に丸みと光沢があり下方の花弁が極端に小さいことで見分ける。 減少傾向にあり、鹿児島県RDBで「準絶滅危惧(NT)」に指定されている貴重な植物。 check! 奄美で出会ったスミレたち

奄美で見つけたスミレの種類と特徴|春の野草観察ガイド | 奄美の草花さんぽ帖
kametora-lab.github.io/kametora_kusabana_sanpo/kusabanamemo/amami-sumire-guide/
スミレ科スミレ属
学名 Viola iwagawae Makino