テイキンザクラ
ID 0316
赤
観察月
5月
2026年5月 さんぽ山途中の公園
奄美大島の庭先を彩るテイキンザクラ。バイオリン型の葉と赤い花の美しい外見的特徴が魅力です。通年咲く姿が観察ポイントですが有毒な樹液には要注意!奄美散歩で見つける熱帯花木の秘密を解説。 基本情報:西インド諸島(キューバなど)原産の熱帯性常緑低木で、桜に似た赤い5弁花を咲かせます。葉の形がバイオリン(提琴)に似ていることが名前の由来です。非常に美しく観賞用として親しまれていますが、株全体(特に樹液や種子)に強い毒性を持つため取り扱いには注意が必要です。 形態的特徴: 花: 直径2cm〜3cmの5弁花で、鮮やかな紅色(スカーレット)から桃色、橙色などのバリエーションがあります。雌雄同株で、枝の先端から伸びる集散花序に雄花と雌花が5〜8個ほどまとまって咲きます。雄花は10本の雄しべを持ち、黄色の葯が目立ちます。 葉: 互生し、葉柄は長く、長さは7cm〜20cmほどです。形状は極めて変異に富み、長楕円形や卵形、あるいは中央がくびれたバイオリン(提琴)形、浅く3裂した矛(ほこ)形などがあります。葉の縁に鋸歯のない全縁で、表面は濃緑色でベルベットのような質感を持ちます。 茎: 暗褐色で多数分枝し、枝や葉を傷つけると白い乳液(ラテックス)を分泌します。この乳液には毒性があり、皮膚に触れるとかぶれる原因となります。 分布域 / 生育環境: キューバおよびイスパニョーラ島などの西インド諸島が原産です。現在では世界中の熱帯および亜熱帯地域に導入され、庭木や公園樹として植栽されています。 花期: 適度な湿度と温度があればほぼ通年開花しますが、最盛期は春から初夏(5月〜7月)にかけてです。
科 キントラノオ目 トウダイグサ科 ナンヨウアブラギリ(ヤトロファ)属
学名 Jatropha integerrima