ソクシンラン
ID 0296
白 赤
観察月
4月
2026年3月 散歩山
2026年3月 散歩山
2026年4月 散歩山
奄美大島・徳之島でも出会える希少植物・ソクシンラン(学名:Aletris spicata)。 ランに似た細い葉のロゼットから伸びる穂状の白い花は、先端に淡いピンクを帯びた繊細な美しさ。 4〜6月が花期で、日当たりの良い草地や湧水のある崖地に生育します。 形態的特徴(葉) 線形で長さ10〜30cm・幅2〜7mm。 根元から多数が放射状に展開しロゼット形成(ランに似た姿) 形態的特徴(花) 壺型で長さ6〜8mm、先端が6裂。 白〜黄白色・黄緑色で、先端が淡紅紫色(ピンク)を帯びる。花茎・花に白い縮れ毛が密生 花序 穂状花序で花茎先端に花が密に並ぶ(種小名"spicata"=穂状の) 花期 4〜6月(初夏) 果実 倒卵形のさく果。おが屑状の微細な種子を多数含み風で散布 生育環境 日当たりの良い低山地の草地、湧水のある崖地・崩壊地、ため池の畔など。適度な湿気がありつつ大型植物と競合しない環境 分布域 本州(関東以西)・四国・九州・奄美群島(奄美大島・徳之島)・沖縄諸島。国外:中国南部・台湾・朝鮮半島南部・フィリピン・マレーシア北部 保全状況 土地開発・里山管理放棄・盗掘などにより個体数激減。多くの都道府県で絶滅危惧種・準絶滅危惧に指定 利用(薬効) 中国・日本の民間療法で「肺形草」として咳・気管支炎の薬に利用。 現代では育毛・発毛促進の可能性も示唆 和名の由来 葉が束になりその中心から花茎が立ち上がるランに似た姿から「束心蘭」 学名語源 属名Aletris=ギリシャ語「粉をひく女」(花・花茎が粉状の突起で覆われることに由来)
科 ヤマノイモ目 キンコウカ科(Nartheciaceae)ソクシンラン属 多年草 ※旧ユリ科、APG体系で改編
学名 Aletris spicata (Thunb.) Franch.