サイヨウシャジン

ID 0260
紫と青

観察月

3月 10月 11月
2026年3月 あやまる岬

奄美大島など南西諸島や西日本に分布するキキョウ科の多年草「サイヨウシャジン(細葉沙参)」。秋の野原で風に揺れる、淡紫色の可憐な釣鐘形の花が魅力です。よく似たツリガネニンジンとの見分け方や、生薬・山菜としての側面など、秋の散歩で見つけたいサイヨウシャジンの特徴を詳しく解説します。 形態的特徴: 茎・葉: 葉は線形から卵状楕円形で、3〜4枚が輪生(まれに対生や互生)。茎に微細な稜があり、切ると白い乳液が出る。 花: 茎の頂部に円錐状の花序を出し、淡紫色の釣鐘形(先端が狭まって壺形)の花を下向きに多数咲かせる。 本州等のツリガネニンジンよりも雌しべが長く突出するのが特徴で、萼片に鋸歯がない(全縁)。 分布域/生育環境: 中国地方以西、四国、九州、琉球列島(奄美各島など)。 日当たりのよい低地の原野、山地の路傍、ススキ草原、カルスト台地などに生育。 花期: 7月〜10月頃・・・とはいえ、奄美の3月頃もチラホラみてます! 奄美特有情報: 奄美大島、徳之島、喜界島、沖永良部島など群島内に広く分布。 肥大した根茎は生薬「沙参(シャジン)」に、また春の若芽は「トトキ」と呼ばれる美味しい山菜として親しまれている。

キキョウ科 ツリガネニンジン属
学名 Adenophora triphylla (Thunb.) A.DC. var. triphylla