アマミアセビ

ID 0248

観察月

3月
2026年3月 おりんじんたき植物園

奄美大島固有の希少植物「アマミアセビ(学名: Pieris amamioshimensis)」の生態と特徴を解説。 本土の「アセビ」や沖縄の「リュウキュウアセビ」との分かりやすい見分け方、毒による賢い生存戦略や絶滅の危機からの保全活動まで、純白の大きな花が物語る独自の自然史に迫ります。 形態的特徴: 葉は幅が広く、縁の鋸歯(ギザギザ)がほとんど目立たない厚い革質で、強い光沢がある。花は2月〜3月頃にアセビ類で最大級(約1cm)の純白でつぼ形の花を房状(鈴なり)に咲かせる。 分布域/生育環境: 鹿児島県奄美大島の固有種 / 湯湾岳などの中南部の山頂付近や尾根筋の岩場、湿度の高い雲霧林帯など特定の環境のみに生育。 花期: 2月〜3月(アセビの仲間では最も早い) 奄美特有情報: かつてリュウキュウアセビと混同されていたが、2010年に新種として発表された。園芸目的の盗掘により環境省レッドリスト「絶滅危惧IA類」に指定。全草に神経毒「グラヤノトキシン」を含み、草食動物の食害を逃れる強力な生存戦略を持つ。

ツツジ科アセビ属
学名 Pieris amamioshimensis