ミヤコグサ(エボシグサ、コガネバナ)

ID 0188

観察月

4月
2026年4月 さんぽ山
2026年4月 さんぽ山

奄美大島でも見られるミヤコグサ。鮮やかな黄金色の蝶形花が道端を彩る身近な野草でありながら、マメ科初の全ゲノム解読に貢献した「モデル植物」。花言葉・見分け方・窒素固定の仕組みを解説します。 セイヨウミヤコグサとの違い:本種は2倍体でセイヨウミヤコグサは4倍体。花数(1〜3個 vs 3〜7個)、萼裂片の長さでも見分けられる。 花の特徴 4〜10月頃、花柄の先に1〜3個の鮮やかな黄色の蝶形花を咲かせる。花には昆虫を誘う赤い蜜標がある。自家受粉も可能 葉の特徴 3枚の小葉からなる複葉だが、葉柄基部に小葉と同サイズの托葉が2枚あり、一見5枚の葉が集まって見える 茎の特徴 根元から細い茎を多数出し、匍匐して広がる。茎は中実(中空でない)で無毛 果実 長さ2〜3.5cmの細長い円柱形の豆果。熟すと黒褐色になり、ねじれるように2片に裂けて種子を弾き飛ばす 分布域/生育環境 日本全土(北海道〜南西諸島・宮古島まで)。朝鮮半島、台湾、中国、ヒマラヤ、インド。道端・野原・海岸の砂地など日当たりの良い場所 花期 4月〜10月 花言葉 「また逢う日まで」「気まぐれな心」 生薬名 百脈根(ひゃくみゃくこん)── 民間療法で疲労回復などに使用 モデル植物 ゲノムサイズが小さく世代交代が早い(2〜4ヶ月)ため、マメ科の代表的モデル植物として根粒菌共生・窒素固定の研究に世界中で利用されている 奄美特有情報 奄美群島にも分布。宮古島で採取された系統「Miyakojima MG-20」は、2008年にマメ科初の全ゲノム解読に用いられた。南西諸島の海岸に自生していた野草が、持続可能な農業技術の未来を切り拓く研究に貢献している

マメ科(Fabaceae) ミヤコグサ属(Lotus)
学名 Lotus japonicus (Regel) K.Larsen(旧シノニム: Lotus corniculatus var. japonicus)