キュウリグサ

ID 0177
紫と青

観察月

3月 4月
2026年4月

奄美大島にも自生するキュウリグサ。外見的特徴である2mmの青い花やサソリ型花序が最大の観察ポイントです。葉を揉むとキュウリの香りがする身近な野草の魅力を解説します! 基本情報: 北海道から沖縄まで日本全土、アジア温帯域に広く分布する1年草または越年草。 麦作の伝来と共に日本へ渡来したとされる史前帰化植物(古代帰化植物)の1つ。 春に直径約2mmの淡青紫色(水色)の小花を咲かせる。 葉や茎を揉むと「キュウリ」のような青臭い匂いがするのが名前の由来。 形態的特徴: 花: 直径約2mmの極めて小さな淡青紫色(水色)の花を咲かせる。花序の先端がサソリの尾のようにゼンマイ状に巻く「サソリ型花序(さそり形花序)」を形成し、下から順に開花しながら次第に真っ直ぐに伸びていく。花冠は5裂して平開し、中心部(喉部)には鮮やかな黄色の鱗片(副花冠)があるのが特徴。 葉: 互生する。秋に発芽した根生葉はロゼット状となり、スプーン形〜卵円形で長い葉柄がある。成長して伸びた茎につく葉(茎葉)は細長い長楕円形で、上部に行くほど葉柄が短くなり、最上部では無柄となる。 茎: 基部から盛んに分枝して斜上・直立する。茎や葉全体には白い細毛(伏毛)が密生している。茎や葉を揉むことで、キュウリの香り成分(キュウリアルデヒドなど)が放たれる。 分布域 / 生育環境: 日本全土(北海道から沖縄)、朝鮮半島、中国、中央アジア、東ヨーロッパなどに広く分布する。人為的な撹乱がある環境を好み、身近な道端や農地などの日当たりの良い場所に生育する。 花期: 3月〜5月(地域によっては秋まで見られることもある)。

ハナイバナ | 奄美の草花さんぽ帖
kametora-lab.github.io/kametora_kusabana_sanpo/plants/0074/
真正双子葉類 ムラサキ目 ムラサキ科 キュウリグサ属
学名 Trigonotis peduncularis