コンロンカ(ハンカチノハナ)
ID 0159
黄 白
観察月
4月 5月
2026年4月
2026年5月
コンロンカは、白いハンカチのような萼片と黄色い星型の花の外見的特徴が魅力の植物です。梅雨の林縁がおすすめの観察ポイント。神秘的な姿を探しに行きませんか? 基本情報:黄色い小さな星型の花と、白く大きく肥大した1枚の萼片(がくへん)のコントラストが美しい、常緑の半つる性低木である。 形態的特徴: 花: 枝の頂部に集散花序を出し、直径約1cmの黄色い星型の筒状花(先端が5裂して平開する)を数個から多数咲かせる。最大の視覚的特徴は、5枚の萼片のうち1枚が長さ3〜4cm、幅約2cmほどの白色の卵形に著しく肥大することである。この白い萼片が「ハンカチ」のように垂れ下がり、暗い林縁で受粉媒介者を遠方から誘引する標識(semaphyll)の役割を果たしている。 葉: 対生し、長楕円形から長卵形で先端は鋭く尖り、基部は楔形となる。長さは8〜10cmほどで、葉身は薄い緑色をしており、表面には微細な毛が散生する場合があり、網目状の葉脈が明瞭に確認できる。 茎: 半つる性で、成長すると枝を長く伸ばす。 分布域 / 生育環境: 日本国内では種子島、屋久島以南から奄美大島、沖縄にかけて自生し、国外では台湾や中国南部に分布する。日当たりの良い場所を好むが、野生下では山地の森林のへり(林縁部)に生育している。 花期: 5月〜9月。奄美大島では特に梅雨時期に、黄色い小花と白い萼片がよく目立つ。 利用法: 奄美大島現地での特有の利用法についての明確な記載はないが、中国南部や東南アジアでは本種の蔓(つる)や根が、熱を取り毒を排出し、喉の痛みを和らげる漢方薬(生薬)の材料として伝統的に利用されている。
科 リンドウ目アカネ科コンロンカ属
学名 Mussaenda parviflora