ヒメジョオン

ID 0093

観察月

5月 6月

奄美大島の道端でも出会える、ヒメジョオン。白い小花が群生する外見的特徴が可憐な野草です。白い髄が詰まった茎や上を向くつぼみがハルジオンと見分ける観察ポイント。足元の自然を楽しんでみませんか? 基本情報:北アメリカ原産の越年草(一年草)で、江戸時代末期に観賞用として渡来した後、野生化して日本全国に広く定着した帰化植物です。初夏から秋にかけてマーガレットを小さくしたような白や淡紫色の可憐な花を咲かせます。姿がそっくりな「ハルジオン」とは、茎の中身が詰まっている点や葉が茎を抱かない点で容易に見分けることができます。驚異的な繁殖力を持ち、「日本の侵略的外来種ワースト100」にも指定されている逞しい野草です。 形態的特徴: 花: 6月〜10月頃にかけて、茎の上部で細かく枝分かれし、直径1.5〜2cmほどの頭花を多数咲かせます。中央の黄色い筒状花を、白や淡紫色の舌状花が取り囲む形をしており、舌状花の幅はハルジオンより少し広めで数も少なめです。ハルジオンとは異なり、つぼみは上を向くか少し傾く程度で、深くうなだれません。 葉: 根生葉は卵形で、花が咲く時期には枯れて無くなるため、株元がすっきりとしています。茎につく葉は互生し、長楕円形から披針形で先が尖り、縁には浅い不規則な鋸歯があります。葉の基部は茎を抱き込まず、まっすぐ(ストレートに)付きます。葉の両面には短い毛が生えており、触ると少しざらつきます。 茎: 直立し、高さは最大150cmほどにも成長します。淡緑色でまばらに粗い毛が生えています。茎の最大の特徴は、横に切ると中に白いスポンジ状の髄がしっかりと詰まっていることです(ハルジオンの茎は空洞です)。 分布域 / 生育環境: 北アメリカ原産。世界中の温帯〜亜熱帯に帰化し、日本でも北海道から沖縄まで全国に分布しています。土壌環境に対する適応性が高く、市街地から農地、さらには自然豊かな亜高山帯まで多様な環境に生育します。 花期: 6月〜10月 利用法: 一般的に若苗や柔らかい葉、つぼみは茹でてお浸しや和え物、天ぷらにして食べることができます。クセが少なくシュンギクに似た香りがあります。また、乾燥させてお茶として利用されることもあります レッドデータ等:希少種としての指定はありませんが、環境省の「生態系被害防止外来種リスト(要注意外来生物)」および「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定されており、在来種への影響が懸念されている外来種です

ハルジオン | 奄美の草花さんぽ帖
kametora-lab.github.io/kametora_kusabana_sanpo/plants/0079/
キク科 ムカシヨモギ属
学名 Erigeron annuus (L.) Pers.