マルバマンネングサ

ID 0067

観察月

5月

奄美大島の石垣でも輝く、マルバマンネングサ。対生する丸く肉厚な葉と、開花直前の赤い葯が混じる黄色い星型花の外見的特徴が魅力です。苔生す岩場などの観察ポイントで、たくましい野草の姿を探してみましょう。 基本情報:日本の植物学の父・牧野富太郎博士が発見し、ロシアのマキシモヴィッチ博士により命名(種小名 makinoi)された日本在来の多肉植物です。黄色い星型の花と対生する丸く肉厚な葉が特徴で、乾燥に強くグラウンドカバーや屋上緑化用としても広く親しまれています。 形態的特徴: 花: 茎の先端に集散花序を形成し、直径1cmほどの黄色い5弁花を咲かせます。花弁は星のように平開します。最大の特徴は開花直前の葯(やく)が鮮烈な赤紫色(紅色~橙赤色)を呈することで、黄色い花弁と美しいコントラストを見せます。 葉: 茎の節に2枚向かい合ってつく「対生」です(他の多くのマンネングサは互生)。長さ7〜10mm、幅3〜6mmの倒卵形または円状倒卵形で、先端は丸みを帯びます。多肉質で厚みがあり、表面には光沢があります。 茎: 紅紫色を帯びることが多く、地を這いながら節から根を出して分枝し、群生して広がります。 分布域 / 生育環境: 日本国内では本州(群馬県以西)、四国、九州に分布し、国外では中国大陸に分布します。山地の岩上や石垣、林縁の湿り気のある過酷な環境に自生します。 花期: 5月〜7月(最盛期は6月中旬〜7月)

ベンケイソウ科マンネングサ属(セダム属)
学名 Sedum makinoi Maxim.