アマシバ
ID 0013
白
観察月
4月
2026年4月 住用池公園
2026年4月 住用池公園
奄美大島の深い森に自生するアマシバ。 学名Symplocos formosanaのこの木は、光沢のある葉と雪のような白い花の外見的特徴を持ち、若葉を噛むと甘いのが観察ポイントです。 現地の文化にも根付く不思議な植物の魅力を解説します! 形態的特徴: 花: 葉の付け根(葉腋)から長さ2〜3cmの穂状花序を出し、直径約3〜5mmの白色の小花を多数咲かせる。花冠の先は5深裂する。開花期には枝先に雪が積もったかのように大量に咲く。 葉: 長楕円状披針形〜卵状披針形で、長さ2〜6cm。茎に対して互生する。質は薄い革質で表面には光沢があり、先は鋭く尖り(鋭尖頭)、縁には細かい鋸歯(微鋸歯)がある。若葉は噛むとほのかな甘味がある。 茎: 樹皮は灰黒色で、小枝は暗褐色を帯びる。枝は横に伸びやすい特徴がある。果実は卵状壺形で長さ約4mm、熟しても赤や黒にはならず緑色(緑熟)のままである。 分布域 / 生育環境: 奄美群島、沖縄諸島、台湾、中国南部。奄美大島以南の照葉樹林や山地帯、林道沿いなどに自生。 花期: 3月〜4月 奄美特有情報: 方言: アマギ(沖永良部島)、フェカブリャ(沖永良部島)、サーターギ、ミジクルボーなど。 利用法: 昔から、噛むと甘みのある若葉は森の癒やしやおやつ代わりとされてきた。また、民間療法として根や葉を胃腸薬・入浴剤などに利用したり、庭木や街路樹としても植栽される。 レッドデータ等: 環境省のレッドリスト等での絶滅危惧指定は特になし(情報なし)。豊かな森の指標種の一つとなっている。
科 被子植物門 ツツジ目 ハイノキ科(Symplocaceae)ハイノキ属(Symplocos)
学名 Symplocos formosana Brand(※地域や文献によっては Symplocos microcalyx や、近縁種のミミズバイを含めた総称として扱われることもあります)