アマミフユイチゴ
ID 0008
白
観察月
6月
2018年6月 湯湾岳
奄美諸島の固有種・アマミフユイチゴ(学名: Rubus amamianus)。 最高峰の湯湾岳など高地の多湿な林床にのみ自生する貴重な野イチゴです。 「フユ」と名がつくのに夏に赤い実をつける島独自の不思議な生態や、絶滅が危惧される変種のことなど深くご紹介します。 形態的特徴(花・葉・茎): 葉は直径約5cmの掌状円形で基部はハート形。 表面には数ミリの鋭い棘があり、裏面には密な毛が生える。初夏に直径数センチの白い5弁花を咲かせ、夏に約1cmの赤い果実(集合果)をつける。 分布域/生育環境: 奄美諸島(奄美大島、徳之島)の固有種。 湯湾岳山頂付近など高地の多湿な林床(雲霧林)や、渓流沿いの限られた環境にのみ自生。 花期: 5〜6月(果実は7〜8月に熟す) 奄美特有情報: 名前は「フユ」だが、本土の近縁種とは異なり「夏に実る」という島独特の適応進化を遂げている。 また、渓流環境に適応して葉が極小化した変種の「コバノアマミフユイチゴ」は、自生地確認が難しく野生絶滅が強く危惧されている。
科 バラ科キイチゴ属
学名 Rubus amamianus (Hatus. et Ohwi)